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志望動機は、「AIを使ったか」ではなく「本人の言葉があるか」を見る

志望動機は、「AIを使ったか」ではなく「本人の言葉があるか」を見る

最近、人事の方から「応募書類がAIで書かれているかどうか見抜けない」という相談を受けることが増えた。

そこで、AIを使った文章を見抜く方法やツールの話になりがちだ。しかし、考えるべきなのは「AIを使ったかどうか」ではなく、選考で何を確認するのかだ。

まず、学生が応募書類を作成する際に、生成AIを使うことを前提に選考を考える必要がある。

生成AIを使えば、文章を整えることはできる。しかし、学生自身の経験や具体的な事実が十分に入っていなければ、どの会社にも出せそうな内容になることがある。

だから、見るポイントを変える。

見るべきなのは、「AIを使ったか」ではない。その文章の背景に、学生自身の経験や考えがあるかだ。

実際に学生と話していると、そう感じる場面がある。
応募書類では整った志望動機を書いていても、面接で「なぜそう思ったのか」「どんな経験からそう考えたのか」と聞くと、うまく説明できない学生がいる。
反対に、文章は少し不器用でも、きっかけとなった出来事や、そのとき考えたことを具体的に話せる学生もいる。

評価したいのは、AIを使ったかどうかではない。
書かれている内容について、自分の経験や考えを、自分自身で説明できるかどうかだ。

面接では、次の3点を一つずつ聞いてみてほしい。

・その考えを持った、具体的な出来事は何か
・そのとき、自分は何を感じ、どう考えたのか
・その経験が、今の志望理由とどうつながっているのか

そして、「自分の言葉」が必要なのは学生だけではない。

自社の求人票や採用HPは、どの会社でも言えそうな言葉だけになっていないか。
社員が実際に経験した仕事や迷いを、会社自身の言葉で伝えられているか。

AI時代だからこそ、整った文章そのものではなく、その背景にある経験や考えを確かめる選考が必要になる。

まずは、現在使っている面接質問を一つ選び、「なぜそう考えたのか」「どんな経験があったのか」まで聞ける問いに変えてみてほしい。


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