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採用目的は、「社内」と「社外」の両方を伝える

採用計画を立てるとき、多くの企業は「何人採るか」「いつまでに採るか」といった数字から考え始める。

これは採用活動の目標である。
もちろん、採用を進める上で欠かせない。

しかし、求職者に伝えるべきなのは目標ではなく、「なぜ採用するのか」という目的である。

求職者が知りたいのは、「何人採用する会社なのか」や「人手不足だから」ではない。「なぜ、この会社は仲間を必要としているのか」である。

では、その採用目的は、どのように整理すればよいのだろうか。
私は、採用の目的を「社内」と「社外」に分けて考えている。

社内の目的とは、事業を続け、成長させるために、なぜ今、人が必要なのかということである。

例えば、新しい店舗を出店するため。新しいサービスを始めるため。技術やノウハウを次世代へ引き継ぐため。より多くのお客様へ価値を届けるためである。

「売上100億円を達成するため」といった目標を掲げることも大切だ。しかし、その数字だけでは、求職者には自分との関係が見えにくい。

大切なのは、その目標を実現するために、なぜ新しい仲間が必要なのか、どのような役割を期待しているのかまで伝えることである。

一方、社外の目的とは、会社が誰に、どのような価値を届けたいのかということである。

物流会社であれば、人や企業へ確実にモノを届けることかもしれない。保険会社であれば、お客様の人生を支えることかもしれない。製造業であれば、より良い製品を通じて暮らしを支えることかもしれない。

物流会社であれば、人や企業へ確実にモノを届けることかもしれない。保険会社であれば、お客様の人生を支えることかもしれない。製造業であれば、より良い製品を通じて暮らしを支えることかもしれない。

どちらか一方だけでは、採用の目的は十分に伝わらない。

求人票や会社説明で社内の目的だけを伝えると、「会社が人手不足だから採用している」という印象になりやすい。

一方で、社外の目的だけを語り、入社後にどのような仕事を担うのかが伝わらなければ、求職者は自分が働く姿をイメージできない。

大切なのは、この二つをつなげることである。

「私たちは、このような価値を社会へ届けたい。そのために、この仕事を担う仲間を採用しています。」

ここまで伝わると、求職者は会社の都合だけではなく、自分が加わる意味や、仕事の役割を理解しやすくなる。

最後に、自社の求人票や会社説明資料を一度確認してみてほしい。

・なぜ今、この仕事を担う人が必要なのか
・会社は誰に、どのような価値を届けようとしているのか

この二つがつながることで、求職者は「なぜ採用するのか」だけでなく、「自分は何のためにこの仕事をするのか」を理解できる。

だからこそ、採用は人を集める活動ではない。

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