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説明会への予約は、学生にとって気軽な行動ではない

「会社説明会の予約や参加が減っている」という相談が増えている。そのとき、説明会の内容を見直す企業も多い。

ただ、その前に見直したいことがある。
今の就活生にとって、説明会への予約は気軽な行動ではない。

対面の説明会なら、交通費や移動時間がかかる。オンラインの説明会でも、「この時間を使って参加する価値がある」と思えなければ、学生は予約しない。

以前のように「とりあえず予約して参加する」という学生は少なくなった。参加する前に、「この説明会で何が得られるのか」を見て判断している。

参加して聞ける内容が、採用HPや就職サイトで分かることと変わらなければ、学生は「予約する前に知っていた内容だった」と感じるかもしれない。

就活生は予約前に、採用HP、求人情報、SNS、口コミ、動画など、さまざまな情報を集めている。最近では、生成AIを使って会社の特徴や、自分に合う企業かどうかを調べる学生もいる。

そこで興味を持てなければ、説明会だけでなく、応募にも進まない。つまり、説明会は企業を知る最初の接点ではなくなっている。

説明会の予約数が減ったとき、最初に見直したいのは説明会当日ではない。予約する前に、「この会社をもう少し知りたい」と思える情報があるかだ。

例えば、次のような情報が考えられる。

・3分で読める、社員の仕事と一日の流れ
・職場の様子が分かる短い動画
・説明会でしか聞けない仕事の実例や失敗談
・質問できる社員や人事の紹介
・仕事の大変さや、入社後につまずきやすい点

企業にとっては当たり前の情報でも、学生にとっては参加を決める材料になる。

まずは説明会の案内ページを開き、「参加すると、Web上では分からない何が分かるのか」が、一文で書かれているか確認してみてほしい。

学生が予約しているのは、説明会ではない。その時間を使う価値である。

説明会は開催することが目的ではない。「参加すると、新しいことが分かる」と学生に思ってもらえることが、予約につながる第一歩である。

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